研究の概要
「細胞」は小さな化学工場と言っても過言ではありません.「生体膜」に囲まれた空間に,各種の「バイオ分子」や「細胞内小器官」が存在します.細胞内小器官は,情報統括(核膜),物質生産(ER膜),品質管理(ゴルジ体(膜)),エネルギー生産(ミトコンドリア(膜))など,異なる役割を果たします.これらの分子や分子集合体が緊密なネットワークを形成し,小さな構造の中で,物質・エネルギー生産が効率良く行われています.
細胞を範とした,環境調和型の物質生産プロセスの創成を目標します.これまでの成果から,「生体膜」が重要なカギを握っている事が分かってきました.外部環境からの「1.物理的障壁」という役割に加え,複数の分子の「2.集積化の場」,化学反応を効率化する「3.機能制御の場」,さらには,「4.分子認識-変換反応の共役場」としての役割を示すのが「生体膜」です.
モデル生体膜「リポソーム」は,生体膜の特徴(上記1-4)を良く反映させる分子集合体であり,また,要素バイオ分子(リガンド,アミノ酸,ペプチド,核酸など)の膜上での振舞いを理解・活用するに適したナノ材料です.リポソームをコア材料として,次世代の(1)(バイオ)触媒,(2)(バイオ)担体材料,(3) 物質生産プロセスの設計開発に挑戦しています.
お知らせ
- 2023/01/17
New Colloids Interfaces誌にクライオゲルに関する論文が掲載決定!
- 2022/12/07
New ACS Omega誌に新規クライオゲルに関する論文が掲載決定!
- 2022/12/01
New 分離技術会年会2022でD3 高瀬さんが受賞!
- 2022/12/01
New Langmuir誌にカタニオニック界面活性剤系の研究が掲載決定!
- 2022/11/09
膜シンポジウムに参加しました!
- 2022/11/09
膜シンポジウムでD2 Ruiさんが受賞しました!
- 2022/09/28
生物物理学会に参加しました!
- 2022/09/23
学位授与式が行われました
- 2022/09/07
ACS APM誌にクライオゲルに関する論文が掲載決定!
- 2022/08/09
Membrane誌に平面膜に関する論文が掲載決定!
- 2022/06/15
ACS ANM誌にNLCに関する論文が掲載決定!
- 2022/06/15
JBB誌にpolyphenol-NLCに関する論文が掲載決定!
- 2022/06/09
膜学会第44年会に参加しました!
- 2022/04/08
新4年生が配属されました!
- 2022/03/18
化学工学会第87年会に参加しました!
- 2022/03/18
D3高瀬君が化学工学会でポスター賞受賞!!
- 2021/12/28
渡邉先生が井上研究奨励賞を受賞!
- 2021/12/22
D3IzzaさんがICNB2021に参加・受賞しました!
- 2021/11/16
膜シンポジウム2021に参加しました!
- 2021/11/04
化工秋季大会でM2渡瀬さんがポスター賞受賞!!【更新】
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